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裁判所選任鑑定人K・Fの鑑定書の検証。高額見積書は何故認められたのか・・・

2015.12.25(08:58) 5

今回も前回に引き続き裁判で重要な鑑定書、
その裁判所選任鑑定人K・Fの作成した鑑定書検証していきます。

その前にもう少し、K・Fが鑑定書を作成するときにベ-スにした、
㈱家屋調査N・Aの調査報告書の正確性を検証してみたいと思います。

家屋事前事後報告書に添付している「再調変状箇所報告書再調変状報告書-1
再調変状報告書-2
再調変状報告書-3


※調査年月日で
第一回目の事前調査は平成21年11月29日に実施したが、
当日レベル計の電地が切れていると作業員の報告で事前調査は2度実施することになり,変更日は告げられず、同年12月2日に原告が立ち会う事もなく2回目を実施しています。

上記報告書を確認すれば明らかなように,事前調査と事後調査の「損傷の状況」では全ての箇所が同数値でコピ-したかのように記載されています
対比写真を例に取れば
上事前、下事後の写真NO-24は内壁にスキ幅約0.5㎜
写真024
P1060465-24.jpg

NO-26は内壁にスキ幅約1.0㎜
写真026
P1060467-26.jpg

No-27内壁にスキ幅約0.5㎜
写真027
P1060468.jpg


と記載していますが、
原告が立ち会いの場面では家屋調査は、2人の作業員が撮影だけで寸法計測は実施していなかった
1人はカメラを手持ちで写真を撮る。他の一人は撮影場所で黒板を持って立つ役目、
単なる写真撮影に終始して、ノ-トに記録を残すこともなく終了しました。
上記の様な方法で撮影した写真で㈱家屋調査N・Aは家屋事前事後調査報告書を作成したのです。
対比するのであれば、同じ個所の同一位置で寸法計測して初めて変化の有無が確認できますが、寸法計測を重要視するより、不確かな写真を重視して報告書を作成したと考察できます。
このような写真を対比して被害有無の確認ができるのかは疑問です。


疑問点
1)倍率や撮影角度、照度が違えばその形状も正確な判断は出来ない。
写真から寸法を計測するのなら撮影されたステレオ画像3D情報から3次元位置、
長さ、面積などを、高精度に計測できますが、2D(平面)の写真では奥行き、幅の正確な寸法は確認できない。
対比可能なのはかろうじて形状です。
姫路市は「10年以上の実務経験を有しており家屋調査の知識及び能力を有する者」と紹介していますが、角度の違う方向から写した写真で対比しても正確な寸法確認は不可能ではないでしょうか。

裁判所選任鑑定人K・Fの証言・「調査はしなかった」
平成21年12月17日付け内容証明について(回答)の中で 「…建物等の損害等に係る事務処理要領」と記載されているのは、
工損調査等標準仕様書(丙第6号証)です。

工損調査標準仕様書-1

工損調査標準仕様書-2

工損調査等標準仕様書
 第3章 工損の調査 第1節 調査 
(調査)第17条 調査は建物等の配置及び現状の調査(以下「事前調査」という。)と、損害等が生じた建物等の調査(以下「事後調査」という。)に区分して行うものとする。
(写真撮影) 
第20条 前条に掲げる建物等の各部位の調査に当たっては、
計測箇所を次の各号により写真撮影するものとする。」
と記載されています。

写真撮影は調査実施、或は調査状況の確認手段の記録媒体で、
新たな被害発生個所の写真での確認です。あくまでも調査は計測であり、工損調査等標準仕様書に則って調査を実施することになっています

姫路市は「同事務処理要領に基づき事業の執行を進めており」と説明しているにも拘らず、㈱家屋調査N・Aは同要領書に則って調査はしておりません。
㈱家屋調査N・Aが作成した家屋事前事後報告書の正確性を検証しましたが、信頼性、正確性には疑問です。

次は、裁判所選任鑑定士K・Fの鑑定書について検証します。
どの様な作業をしたのか見積もりから検証していきます。
藤見積書

見積書一部拡大
藤見積書


弁護士与納金領収書

法廷で調査はしていないと証言しながら請求後には調査費を受け取っている。
見積書の番号2 種目 現地調査と記載され125000円、技術料として0.5パ-セントを上乗せして合計187500円。
番号3 図面作成 150000円 同じく 技術料として0.5パ-セントを上乗せして合計225000円を請求しています。
番号1~5までの全ての種目に技術料として0.5パ-セントを上乗せして請求金額の1400000円を受けと取っていますが、鑑定のための調査作成は技術があることを前堤とするもので、調査作成費用以外に技術料が上乗せしてあるのは過剰請求ではないでしょうか

何故この様な請求が通るのか・・・図面作成費は原告が提出した図面・・・

次回に続きます。

今、貴方の手元に使い古した鉛筆が20本有るとします、スケ-ル(定規)で長さを測って下さい。1度測ってから(記録をとる)、暫くしてもう一度アットランダムに並び変えて測ってみて下さい。そして、事前事後の記録を見比べてください、全ての鉛筆の長さが事前事後共に同数値になっていましたか。㈱家屋調査N.Aの調査方法の答えです

測定計測の基本と応用のサイトで
「直接測定とはスケール、ノギス、デップスマイクロメータなどによって被測定物の長さや深さを直接読み取る方法で、長さそのものをじかに知ることができ、さらに測定範囲が広いというのがその特徴です。ただしその反面、個人差による測定誤差が出やすい、測定に時間がかかるなどの短所もあります」と説明しています。

今回の教訓
仕事をする前には、確認、
仕事をする時には確実、
報告書提出時には確信して


工損調査等標準仕様書(丙第6号証)は被告の提出資料ですが読み解いていくと不自然な箇所が有り、原本を探して確認すると一部削除箇所があり、指摘すると単なる脱漏との説明があった。
IMG_20151225_0001.jpg

※ 何が記載されていたのかは次回にのせます。
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不公正な裁判。理不尽な行政と其れを取り巻く鑑定人達


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